『玻璃の欠落』は、大正時代を舞台に、人間関係の葛藤と背徳的な愛が絡み合う物語。
玉ぼん先生が手掛け、COMIC快楽天に3号連続で掲載された注目のシリーズです。
今回ご紹介するのは、「序章」と「前編」で構成された単話配信版『玻璃の欠落 前編』。
東雲家の跡継ぎとして迎えられた四郎と、妾の娘として冷遇されるゆき子。二人の禁断の関係が、扇情的でありながらも切なく描かれています。
本記事では、「序章」と「前編」の魅力をたっぷりお届けします。
作品紹介
タイトル | 玻璃の欠落 前編 |
シリーズ | |
作家 | |
出版社 | |
ボリューム | 36ページ |
配信開始日 | 2024/11/05 |
現在価格 | ¥330 |
ジャンル |
玻璃の欠落 前編|あらすじ
大正7年、第一次世界大戦の空前の戦争景気に沸く日本。
造船業を営む東雲家は、この好機を活かして事業を拡大し、一気に成り上がりました。
しかし、当主を悩ませたのは跡継ぎの問題。
そこで、取引先の商家で大人顔負けの商才を放っていた高島四郎を、娘との婚約を前提に跡継ぎとして迎え入れます。
東雲家には二人の娘がいましたが、四郎と婚約することになったのは、妾の子で姉のゆき子ではなく、正妻の子であるちよ子でした。
ゆき子がとった行動はーー
玻璃の欠落|見どころ
『玻璃の欠落 前編』の見どころについて、作品の時代背景や登場人物を解説しつつ、特に印象的なシーンをご紹介します。
本作の魅力をしっかり伝えていきます!
時代背景

玻璃の欠落-序章-001
本作の舞台は、第一次世界大戦中の大正時代。造船業で「船成金」と呼ばれるほどの成功を収めた東雲家での出来事が描かれます。
本作には大正時代ならではの要素が随所に散りばめられています。
着物や袴、簪などの衣装はもちろん、「序章」ではフルカラーで描かれるエンジ色を基調とした美しい世界観が、大正特有の雰囲気を直感的に伝えます。
時代背景を深く知らなくても、作品を通じてその空気感を存分に味わえるのも魅力の一つです。
主な登場人物
『玻璃の欠落』に登場する主要なキャラクターをご紹介します。
『玻璃の欠落 前編』では、物語がゆき子の視点で描かれるため、彼女が主人公でありヒロインとして物語の中心に位置します。
高島四郎

玻璃の欠落-前編-冒頭-四郎とちよ子
借金まみれの漁師家庭に生まれた青年。
商才を見出され、東雲家の跡継ぎ候補としてちよ子と婚約することに。
跡継ぎとしての期待を背負い、東雲家を継ぐことでさらに富を築こうとする野心も秘めています。
一方で、ゆき子の誘惑には逆らえず…
東雲ゆき子

玻璃の欠落-前編-冒頭-ゆき子
使用人で妾だった母を持つ東雲家の長女。
正妻の娘で妹のちよ子が生まれると立場が急変し、冷遇されて過ごします。
そのため、東雲家に対して強い恨みを抱き、ちよ子の婚約者である四郎を寝とることで、東雲家に復讐しようと行動します。
注目シーン
『玻璃の欠落 前編』には、読む者の心を揺さぶるシーンが数多く存在します。
ここからは、その中でも印象的なものをご紹介します。
ゆき子と四郎の背徳的な関係

玻璃の欠落-序章-002
物語の冒頭、「序章」で描かれるゆき子と四郎の背徳的な関係。
全6ページにわたってフルカラーで描かれるこのシーンは、作品の美しさと緊張感を一気に伝えるものです。
無料で試し読みできますので、ぜひチェックしてくださいね。
本編では、ゆき子の視点を通じて、彼女がなぜそのような行動に至ったのか、その背景が徐々に明らかになります。
真珠の簪を巡るやりとり

真珠の簪を巡るゆき子とちよ子母の対立1

真珠の簪を巡るゆき子とちよ子母の対立2
ちよ子の真珠の簪を奪ったゆき子。その後の家族や女中たちの反応は、彼女が東雲家で抱える孤立感と、立場の危うさを浮き彫りにします。
しかし、四郎にだけは柔らかい態度を見せるゆき子。このシーンを通じて、東雲家への恨みを抱きながらも、四郎に対しては特別な感情を持っていることが明らかになります。
チョコレートを初めて食べたゆき子
ゆき子が、四郎から貰ったチョコレートを初めて口にする場面。
当時は高級な贅沢品だったチョコレートを頬張り、ふと和らいで愛らしい表情を見せます。
作中で初めて見せたその表情は、読者にとってゆき子の内面を理解する鍵となります。
とんぼ玉の簪の思い出
ゆき子が四郎と出会った頃、四郎から贈られた「世界で一つだけ」のとんぼ玉の簪。
それは、自分だけのものを持てなかったゆき子にとって「希望」と「心の支え」でした。
しかし、ある出来事をきっかけに、そのとんぼ玉が砕けてしまいます。
この出来事が、四郎頼みだったゆき子の脆い心をも揺るがし、その後の行動に大きな影響を与えます。
玻璃の欠落 前編|感想
『玻璃の欠落 前編』を読んだ感想としては、物語の世界に引き込まれて何度も読みたくなる作品です。
その理由の一つ目は、玉ぼん先生が描く魅力的なキャラクター。
特に、ヒロインのゆき子は、最初こそ「妹の婚約者を寝取る」という背徳的な行動から嫌な性格をしているのかと思いきや、彼女の複雑な生い立ちや立場を知ると、一転して同情心が芽生えます。もともと可愛らしい顔立ちをしていて、ふと見せる和んだ表情や仕草に一撃で惚れました。
理由の2つ目は、衣装は背景などを含めて、大正の雰囲気が出ていること。
「序章」でフルカラーで描かれていることもあり、まるで彼らと一緒に大正時代の東雲家にいるような気分になれます。四郎の心情が語られないので、逆に彼に感情移入しやすかったです。
肝心のHシーンは、ゆき子が四郎を誘惑するシーンが中心ですが、そこに描かれる彼女の破滅願望と背徳感が非常に官能的で、一方で時折見せる素直な愛らしさには心を掴まれます。四郎の視点が描かれない分、実際にゆき子に誘惑されているような感覚になります。
そして衝撃のラスト。ゆき子との関係を経て、四郎がどのような道を選ぶのか、『後編』がめっちゃ気になります。
玻璃の欠落 前編|レビュー
ジャンル:大正ロマン × NTR × 背徳的恋愛
『玻璃の欠落 前編』は、大正時代を舞台にした濃密なNTR作品です。
ジャンルの定番要素を押さえながらも、深いストーリー性と魅力的なキャラクターで、ただのエロ漫画では終わりません。
本作の魅力は以下の点にあります:
- ストーリー性:単なる官能表現に留まらず、ヒロインの心理描写や伏線の張り方が秀逸。
- Hシーンのクオリティ:背徳感を伴う濃密な描写とボリューム感が抜群。回想シーンを含めても無駄がなく、全体のバランスが見事です。
- 美しい作画:衣装や背景が大正時代の雰囲気を忠実に再現し、キャラクターたちの表情も繊細で説得力があります。
破滅願望を持つヒロイン・ゆき子と、彼女に逆らえない四郎の関係性は、純粋な恋愛作品にはない、切なくも熱い感情の揺れが味わえます。
Hシーンがしっかり楽しめる一方で、ストーリーも重厚で満足感の高い一作。
NTR好き、あるいは心に残るエロ漫画を求めている方に、ぜひおすすめです。
無料で読める?おすすめサイト
結論として、『玻璃の欠落 前編』を無料で読むことはできません。
もし「無料で読める」と宣伝しているサイトがあった場合、それは違法にアップロードされたものである可能性が高いです。
違法サイトの利用は、個人情報漏洩やデバイスのウイルス感染といった危険が伴います。
安全な正規サイトで安心して読むことをおすすめします。
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まとめ
本記事では、『玻璃の欠落 前編』の魅力を紹介し、無料で見れるのか解説しました。
是非、お得に購入して玉ぼん先生を応援しましょう!
最後までご覧いただき、ありがとうございました!